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韓国でタッチ決済・PayPayはどこまで使えるか|お店と交通で答えが変わります

韓国でタッチ決済・PayPayはどこまで使えるか|お店と交通で答えが変わります

韓国の支払い方法を調べると、「タッチ決済で楽に払えました」という話と、「対応していないお店が多かった」という話が、どちらも出てきます。どちらかが間違っているわけではありません。公式の案内そのものが、条件つきで書かれているからです。

2026年9月16日に、Appleの公式ページ二つと、PayPayの公式ページ二つを原文で確認しました。そこから分かったことを、持ち物の順に並べます。

結論から

持っていくもの韓国で条件
クレジットカード(差し込む・スワイプ)ほとんどのお店で使えますいちばん確実です
タッチ決済・Apple Pay・Google Payお店の端末しだいです公式は「非接触に対応している国と地域で」としか書いていません
PayPay使えます日本での本人確認、通信手段、Alipay+/ZeroPayのロゴ
iD・QUICPay公式に海外の案内がありません使えるとも使えないとも書かれていません
現金(ウォン)使えます屋台や市場では今も必要です

タッチ決済だけを当てにして出かけない。 これがこの記事の結論です。理由を順に書きます。

下のツールに、行く都市と通信手段とお手持ちのカードを入れてみてください。何が使えて、何を別に用意すればよいかが分かります。

行き先と通信手段、お手持ちのカードを選んでください。

PayPay

交通

持っていくもの

PayPayの海外事務手数料3.85%と、使えるお店・交通の一覧は、PayPay公式ページ(2026年9月16日確認)によります。カード会社の手数料は各社公式ページの2026年9月16日時点の数値です。

この判定ツールを自分のブログに埋め込む

下のコードをコピーして、ブログのHTML編集画面に貼り付けてください。

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<p><a href="https://kankoku.asia/articles/kankoku-shiharai-touch-paypay/">支払い手段 判定ツール(Kankoku.asia)</a></p>

1. 「使える」と「使えない」が両方出てくる理由

Appleの公式ページに、そのままの質問と答えがあります。

Apple Payは海外でも使えますか?

Apple Payは非接触の支払いに対応している国と地域で使えます。海外での使用にかかる手数料については、あなたのカードを発行した銀行に確認してください。

読み飛ばしやすいのですが、「対応している国と地域で」という条件がついています。 そして、どの国が対応しているかの一覧は、この文には付いていません。

つまり公式は、「海外で使えます」とは言っていません。「対応しているところで使えます」と言っています。条件が満たされているかどうかは、レジの前に立つまで分かりません。だから、使えた人の話と使えなかった人の話が、どちらも残ります。

旅行の計画としては、ここから導ける答えは一つです。タッチ決済は「使えたら楽な手段」であって、「これ一つで足りる手段」ではありません。 差し込むタイプのカードか現金を、必ず一緒に持っていってください。

2. 「韓国でApple Payが使える」は、韓国で発行されたカードの話です

韓国でApple Payが始まったという記事を見かけますが、あれは日本から行く人の話とは別です。Appleの公式一覧(アジア太平洋地域の銀行とカード発行元)で、韓国の欄はこの一行だけです。

韓国

Hyundai Card(American Express、Mastercard、Visa、ローカルクレジット/デビットカード)

この一覧は、その国で発行されたカードをApple Payに登録できる発行元の一覧です。韓国でApple Payに登録できるのは現代カード(Hyundai Card)だけ、という意味になります。

日本で発行したカードを入れたiPhoneを韓国で使う場合は、この一覧の話ではなく、1番の「対応している国と地域で」の話になります。二つは別の質問です。 記事によっては混ざっているので、読むときに気をつけてください。

3. PayPayは使えます。ただ、通信手段に条件があります

PayPayの公式ページによると、海外で使える国と地域は韓国と台湾の二つです。準備は日本にいるうちに終わらせておく必要があります。

本人確認は、事前に日本国内で完了しておく必要があります。(海外では、本人確認を申請することはできません)

チャージ方法の設定も同じで、日本国内でしかできません。現地のATMからのチャージもできません。

そして、見落としやすいのが通信手段です。 公式には、こう書かれています。

海外ローミング:◯ Wi-Fi:△ eSIM/SIMカード:△

レンタルしたWi-Fiやデータ通信のみのeSIM、滞在国以外の事業者経由のeSIMの場合、使えない場合あります。その際は、海外ローミングなど他の通信手段を試してください。

レンタルWi-Fiとデータ専用eSIMが、名指しで「使えない場合あります」に入っています。 旅行用の通信手段としてよく選ばれるものです。「PayPayがあるから両替は少しでいい」と考えていた場合、その前提が通信手段のところで崩れることがあります。出発前に自分の通信手段を確かめておいてください。

お店で探すのは、PayPayのロゴではありません。

レジの周辺やお店の壁にAlipay+やTWQRのロゴが貼ってあることを確認します

TWQRは台湾のしくみなので、韓国では関係ありません。 韓国で探すのはAlipay+で、お店のQRを読み取る方式ではZeroPayのロゴも対象です。タクシーについては、公式がこう補足しています。

韓国でタクシーをご利用の際、Alipay+で支払いたいことが通じない場合は「QRコード」とお伝えください

4. 交通は、都市によって答えが変わります

ここが、調べても出てきにくいところです。

PayPayの「海外で利用する」という案内ページには、台湾の交通機関については使えないと明記されています。

台湾の交通機関(MRT、バスなど)ではTWQRのロゴがあってもPayPayのご利用はできません。

一方で、韓国の交通については、この案内ページに一行も書かれていません。 そのため、台湾の注意書きだけを読んで「交通では使えないのだな」と受け取ってしまいがちです。

ところが、同じPayPayの別のページ(使える海外サービスの一覧)には、韓国の「交通」という欄があります。

交通

NAMANEカード ソウル市内タクシー 済州島市内バス Kリムジン

ソウルの市内タクシーと、済州島の市内バスと、空港リムジン(Kリムジン)が入っています。 案内ページと一覧ページの二つを合わせて、はじめて分かる形になっています。

注意したいのは、ソウルの市内バスと地下鉄は、この一覧に載っていないことです。載っていないというだけで、使えないと公式に書かれているわけではありません。ただ、公式が挙げていないものを当てにするのは避けたほうがよいので、ソウルで地下鉄やバスに乗るなら、T-moneyなどの交通カードは別に用意してください。

地下鉄の料金そのものは、韓国の地下鉄運賃にまとめてあります。

一覧の末尾には「一部の店舗でご利用いただけない場合がございます」という断り書きも付いています。

PayPayとは別に、2026年9月21日から釜山の市内バスでもQRコード決済が始まったと複数の報道が伝えています。バス車内に貼られたゼロペイのQRコードを、Alipay・WeChat Payなど海外24カ国・76の決済アプリで読み取って支払う方式で、料金は現金運賃と同じ1,700ウォン、乗り継ぎ割引はありません。釜山市内バス2,520台が対象です。ソウルの市内タクシーで使えるPayPayとは別の仕組みなので、混同しないでください。ここまでの情報と違い、この件は行政の一次資料までは確認できていません(報道各社の内容が一致している範囲での確認です)。

5. 「両替がいらない」は「安い」という意味ではありません

PayPayの海外事務手数料は、公式ページに数字で書かれています。

海外事務手数料:3.85%(税込)

この数字を、クレジットカードの海外事務手数料と並べてみます。カード会社の数字は、2026年9月16日に各社の公式ページで確認したものです。

支払い手段海外事務手数料
イオンカード1.60%
JCBカード(JCB発行)1.60%
楽天カード3.63%
三井住友カード3.63%
PayPay3.85%
エポスカード3.85%

PayPayの3.85%は、この中でいちばん高いエポスカードと同じ数字です。 イオンカードやJCBカードを持っている人にとっては、2.4倍の差になります。

両替に行かなくてよいのは確かに楽です。ただ、それは手間の話であって、金額の話ではありません。手元のカードの手数料を一度確認してから、どちらで払うかを決めてください。カードの手数料は2024年から2025年にかけて各社が引き上げているので、昔調べた数字はもう変わっている可能性があります。

どの通貨で請求されるかという別の問題もあります。そちらは韓国でカード払い、ウォンと円どちらを選ぶかに分けて書きました。

6. iD・QUICPayについて分かったこと

iDとQUICPayについても、運営元の公式サイトを確認しました。結果だけ書きます。

iDの公式サイト(トップ・お客様サポート・よくあるご質問)と、QUICPayの公式サイト(トップ・よくあるご質問)には、海外での利用についての案内が一つもありませんでした。「使えます」とも「使えません」とも書かれていません。

カードを発行する側も見ました。三井住友カードのよくあるご質問で「iD 海外」を検索すると8件出てきますが、家族カードや保険の話ばかりで、iDを海外で使えるかに答えたものはありません。 運営元の公式二つと、発行するカード会社のFAQ、合わせて三か所に案内がない状態です。

ここでは、使えないとは書きません。 確認できたのは「公式が海外の案内をしていない」ということだけだからです。ただ、運営元が案内していない使い方を旅行の前提に置くのは避けたほうが安全です。別の手段を用意しておいてください。

7. 結局、何を持っていくか

確認できた範囲でまとめると、こうなります。

用意するものなぜ
主に使うもの差し込むタイプで使えるクレジットカードいちばん確実で、手数料も1.60%から選べます
必ず足すもの少しの現金(ウォン)屋台や市場では今も使います
ソウルで交通に乗るならT-moneyなどの交通カードPayPayの公式一覧に市内バス・地下鉄は入っていません
あると楽なものPayPay日本で本人確認まで済ませ、通信手段を確かめてから
当てにしないものタッチ決済だけ、iD・QUICPayだけ公式が条件つき、または案内なしです

この記事は2026年9月16日に各公式ページの原文を読んで書きました。決済のしくみは変わります。出発前に、お手元のカード会社とPayPayの公式ページをもう一度確かめてください。

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