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韓国の自動出入国審査(SES)登録|日本人も対象に【2026年版】

韓国の自動出入国審査(SES)登録|日本人も対象に【2026年版】

韓国には、事前に指紋と顔の情報を登録しておくと、入国審査を自動ゲートで済ませられる制度があります。2025年12月1日から、日本のパスポートもこの対象に加わりました。 それまで日本人は使えなかった制度なので、以前に調べて「対象外」だった記憶がある方は、情報を更新しておく価値があります。

この記事は、韓国法務部の報道資料(2025年12月1日・2026年3月16日)と法務部の案内(2026年6月1日)、出入国管理法の施行令・施行規則、仁川空港公式サイトの案内にもとづいています。どれも2026年10月5日に確認しました。

SESとは

SES(Smart Entry Service)は、韓国の自動出入国審査の仕組みです。パスポートと指紋・顔の情報をあらかじめ登録しておくと、審査官との対面の手続きなしに、自動ゲートで入国審査を済ませられます。

対象は18か国から42か国へ

2025年12月1日、法務部(韓国の法務省にあたる機関)は、自動ゲートを使える国・地域を、それまでの4つの国・地域(ドイツ・台湾・香港・マカオ)から18の国・地域に広げました。新しく加わった14か国は、日本・イギリス・フランス・イタリア・フィンランド・ポルトガル・チェコ・オランダ・ハンガリー・オーストラリア・ニュージーランド・メキシコ・シンガポール・UAE(アラブ首長国連邦)です。日本人がこの制度を使えるようになったのは、このときが初めてです。

2026年3月16日には、EU加盟国やシェンゲン協定の国、カナダなど24か国が加わり、対象は42か国・地域になりました。

登録できる空港

入国のときに登録できる場所は、法務部の発表では次のとおりです。

空港場所いつから
仁川国際空港第1ターミナル入国審査場の西側・東側、第2ターミナル入国審査場の東側・西側第1ターミナル西側は以前から、ほかの3か所は2025年12月1日から
済州国際空港入国審査場2026年3月9日から

金浦・金海など、ほかの空港はこの案内に載っていません。日本からの便が仁川か済州に着くなら、入国審査場で登録できます。

登録ブースの受付時間は、法務部の発表にも仁川空港の案内にも書かれていませんでした。深夜や早朝に着く場合は、その場で登録できないこともあると考えておいてください。

登録できるのは17歳以上です

韓国の出入国管理法施行令(第15条第4項)では、外国人登録をしていない外国人が自動ゲートで入国審査を受けるための条件は、17歳以上であることと、自分の指紋と顔の情報を登録していることです。登録が済むと、パスポートに登録確認のスタンプかシールが付きます(同施行規則第19条の2)。

自動ゲートで入国審査を終えた外国人は、入国申告書の提出と入国スタンプが省かれると、同じ施行令(第15条第5項)に書かれています。ただ、登録ブースが開いていなかったり登録がうまくいかなかったりすると、いつもの審査台で入国審査を受けます。入国申告書(e-Arrival Card)は、これまでどおり準備しておくと安心です。

子ども連れの場合

17歳未満の子どもは、上の条件に当たらないので自動ゲートを使えません。法務部の発表には、シンガポールから来た家族の声として、大人は自動ゲートを使い、子どもは家族向けの審査台(가족친화심사대)で入国したという例が紹介されています。家族の中で、大人と子どもが別の列になることがあります。

自動ゲートの使い方

登録は、入国審査場のブースでパスポートを見せ、指紋と顔写真を登録する手続きです。

仁川空港の案内に載っている自動ゲートの使い方は、次の5段階です。

1. 表示が緑の矢印に変わったら入る

2. パスポートの写真のページを開き、読み取り機に2〜3秒当てる

3. 扉が開いたら進む

4. スキャナーで指紋を読み取る

5. 正面のカメラを見る

法務部の案内(HiKorea)では、パスポートの読み取り、顔の認証、ゲートへの入場、指紋の認証、ゲートからの退場の順で、機種によっては順番が変わるとも書かれています(2026年10月5日に確認)。順番はゲートの画面の表示に合わせてください。うまく認証されなかったときは、係員の案内に従ってください。

出国のときは登録なしで使えます

仁川空港の案内では、韓国に短期で滞在する17歳以上の外国人は、出国審査では事前登録なしで自動ゲートを使えるとされています。法務部の案内(HiKorea)では、その対象を、入国のときに指紋と顔の情報を提供した17歳以上の外国人が、許可された滞在期間のうちに出国する場合としています。入国のときに自動ゲートの登録をしていなくても、帰りは自動ゲートを使えます。

「スマートパス」は別のサービスです

仁川空港には「スマートパス」というサービスもあり、名前が似ているので混同されがちです。パスポートと顔の情報、搭乗券をあらかじめ登録しておくと、出国のときに出国場の入口や搭乗口を顔認証だけで通れる仕組みで、仁川空港の案内には法務部の自動出入国審査とは別のサービスだと書かれています。

登録は、仁川空港のスマートパスアプリか、空港のセルフチェックイン機でできます。7歳以上が使え(14歳未満は保護者の同意が必要)、顔の情報は一度登録すると5年間使えます。搭乗券は出国のたびに登録します。大韓航空・アシアナ航空・チェジュ航空・トリニティ航空・エアプレミア・イースター航空・エアプサン・ジンエアーは、チェックインのときに自動で登録されます。仁川空港の案内には日本語版もありますが、外国人が登録するときの条件は、どの言語の案内にも書かれていませんでした(2026年10月5日に確認)。

公式の案内では確認できなかったこと

検索すると、「登録は1〜2分」「審査は20〜30秒」「登録の有効期限はパスポートの期限まで」「e-Arrival Card(電子入国申告書)の事前申請が登録の条件」といった情報も出てきます。どれも法務部と仁川空港の公式の案内、法令では確認できなかったので、この記事には載せていません。登録に料金がかかるかどうかも、公式の案内には書かれていませんでした。

まとめ

確認すること内容
日本が対象になった日2025年12月1日
対象の国・地域42か国・地域(2026年3月16日から)
登録できる空港仁川国際空港(入国審査場の4か所)・済州国際空港(2026年3月9日から)
登録できる人17歳以上(外国人登録をしていない場合)。登録するとパスポートに登録確認のスタンプかシール
子ども連れ17歳未満は対象外。子どもは家族向けの審査台を使った例がある
出国のとき17歳以上なら登録なしで自動ゲートを使える(仁川空港の案内)
スマートパス自動出入国審査とは別のサービス(7歳以上、顔の情報は5年間有効)

日本人がこの制度の対象になったのは2025年12月からで、対象の国も、登録できる空港も、その後の9か月で増えてきました。 制度は短い間に何度も変わっているので、渡航前に最新の案内をご確認ください。

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