韓国旅行の予算、2泊3日はいくら?2026年ソウルの実費を項目別に
2泊3日のソウル旅行で出ていくお金は、現地で何をするかより先に、予約画面の段階でほぼ決まります。往復の航空券、2泊分の宿、空港と市内の往復。この3つで総額のおよそ6割。日程が短いほど固定費の比重は上がります。
項目別の目安(1人あたり)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 往復航空券(LCC・東京/大阪発) | 20,000〜35,000円 |
| 宿2泊・ゲストハウス/ドミトリー | 6,000〜14,000円 |
| 宿2泊・2〜3つ星クラス | 14,000〜30,000円 |
| 空港⇔市内の往復 | 10,000〜36,000ウォン |
| 市内の地下鉄・バス(3日分) | 8,000〜13,000ウォン |
| 食費(3日で6食前後) | 70,000〜130,000ウォン |
為替は2026年6月の平均で1円がおよそ9.5ウォン。10,000ウォン≒1,050円で換算すれば足ります。
振れ幅がいちばん大きいのは航空券です。9月や2〜3月の平日には東京発で2万円台前半、大阪発で1万円台後半という最安値も出ますが、連休と夏休みは4万円を超えます。休みを2日取れば成立するぶん、安い曜日に寄せやすい日程です。
空港から市内への移動費は手段で3倍以上違います。仁川空港からソウル駅までは、空港鉄道の一般列車(各駅停車)が交通カードで5,000ウォン台、空港リムジンバスが17,000〜18,000ウォン。座席指定の直通列車はさらに上です。
食費は合計額ではなく1食単価で見る
日本語の旅行情報には2泊3日の食費に2万〜2万5千円を見込む案内もありますが、ソウルの外食価格から積み上げると見え方が変わります。2026年春時点で公表されたソウルの平均価格は次のとおり。
| メニュー | ソウル平均 |
|---|---|
| キンパ1本 | 約3,800ウォン |
| チャジャンミョン | 約7,700ウォン |
| キムチチゲ定食 | 約8,650ウォン |
| カルグクス | 約10,000ウォン |
| 冷麺 | 約12,600ウォン |
| サムギョプサル200g | 約18,150ウォン |
カルグクスが1万ウォンの大台に乗ったのは統計上ごく最近のことです。冷麺のソウル平均は全国で最も高く、2020年から4割ほど上がりました。安さを期待して行くと面食らう水準です。
1食1万ウォン前後で6食なら60,000ウォン。カフェや屋台を足して80,000〜100,000ウォン、日本円で1万円前後が現実的な線です。焼肉を2回入れるなら、そこに2〜3万ウォンの上乗せ。
合計はどこに落ち着くか
- 節約重視なら45,000〜55,000円。閑散期のLCC、ドミトリー2泊、食事は定食とキンパ中心
- 標準的な組み方で70,000〜90,000円。中級ホテル2泊に買い物1万円ほどを見込んだ場合
- ホテルのランクと飲食に上限を設けなければ10万円以上
買い物代は入れていません。コスメや衣類は青天井になりやすいので、先に上限額を決めて別財布にしておくと予算が崩れません。
人数・予算スタイルを選ぶと総額が出る計算ツールです(3泊4日にも切り替えられます)。
短い日程では時間が最大のコスト
2泊3日で自由に動ける時間は、実質1日半ほど。初日は入国と移動で午後が消え、最終日は搭乗の2時間前には空港へ向かいます。まるまる使えるのは中1日だけです。
ここで効いてくるのが空港の選択です。金浦空港からソウル駅までは空港鉄道でおよそ20分台、仁川空港第1ターミナルからは直通列車で40分台、一般列車だと1時間前後。往復に直すと40分から1時間強の差になります。金浦発着は羽田・関西・中部からの便が中心で、LCCの選択肢が少ないぶん運賃は高めに出ます。
一方、仁川は24時間運用で深夜着・早朝発の便が使えます。金浦は23時以降の離着陸が制限されるため、遅い時間の便そのものが設定されていません。深夜便で滞在時間を稼ぐか、移動時間を削るか。2泊3日ではこの分岐が大きく効きます。
宿を空港鉄道の沿線(ソウル駅、孔徳、弘大入口)に取れば、スーツケースを持った移動が片道1回で済みます。
交通パスは2泊3日だと元が取れないことがある
ソウル市の気候同行カード(기후동행카드)には旅行者向けの短期券があり、1日券5,000ウォン、2日券8,000ウォン、3日券10,000ウォンで地下鉄と市内バスが乗り放題になります。2026年3月からは地下鉄273駅の新型券売機で、海外発行のクレジットカードでも買えるようになりました。
ただ、地下鉄の基本運賃は1,550ウォン(2025年6月28日改定、現金は1,650ウォン)。3日券10,000ウォンの元を取るには7回前後乗る必要があります。カード本体を別途3,000ウォンで買うので実質13,000ウォン、9回近く乗ってようやく釣り合う計算です。明洞と弘大を1日1往復する程度の動きなら、普通の交通カードのほうが安く上がります。
空港バス・広域バス・新盆唐線が対象外である点も、初日と最終日に空港へ出入りする2泊3日では響きます。チャージはコンビニでもでき、カードと現金を出して「충전해 주세요(チュンジョネ ジュセヨ)」で通じます。
出発直前に一つ、予算外の手続き
紙の入国カードは2025年12月末で廃止されました。2026年1月からは電子入国申告書(e-Arrival Card)のオンライン登録が原則必須で、申請できるのは到着日を含む3日前から。2泊3日の旅程だと、この受付開始が荷造りの真っ最中に重なります。手続きは無料なので、公式サイトを装った有料サイトに入らないよう注意を。K-ETAのほうは日本国籍者について2026年12月31日まで免除が延長されています。
もう1泊の値段
2泊3日と3泊4日で変わるのは、宿1泊分と食事2〜3食、それに市内交通が少し。合わせて1万円から1万5千円ほどです。往復航空券は動かないので、総額は思ったほど開きません。その1万円台で、自由に動ける時間は1日半から2日半へ、6割ほど増えます。日程を決めかねているなら、この交換レートが判断材料になります。