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ソウル地下鉄の乗り方【2026年版】カードの買い方からタッチ・乗り換え・払い戻しまで

ソウル地下鉄の乗り方【2026年版】カードの買い方からタッチ・乗り換え・払い戻しまで

ソウルの地下鉄でやることは4つしかありません。カードを買い、タッチして入り、乗り換え、タッチして出る。それでも改札の前で立ち止まる日本人旅行者が多いのは、路線図のせいではなくカードの仕組みが日本と違うからです。順番に片づけていきます。

1. カードを買う ― 改札にクレジットカードをかざしても開かない

日本で使っているクレジットカードを改札機にタッチしても、ソウルの地下鉄は反応しません。海外発行カードのタッチ乗車(オープンループ)はソウル市が段階的に進めている最中で、1〜8号線の改札機がEMV端末に入れ替わる予定は2027年。2026年8月の時点で改札を通せるのは、韓国のプリペイド交通カードか1回用のきっぷに限られます。

引っかかりやすいのはチャージのほうでしょう。T-moneyへの入金は現金が原則で、駅のチャージ機でもコンビニのレジでも、ウォンの紙幣を入れる方式は変わっていません。1〜8号線の全273駅では、2026年1月からカードで払える新型キオスク(440台)が動いています。2026年3月17日からは海外発行のVisaやMastercardも使えるようになりました(ソウル市とソウル交通公社の発表を2026年10月1日に確認)。ただし、それで買えるのは1回用きっぷと気候同行カードの購入・チャージまで。プリペイドカードへの入金は現金のままです。空港で数万ウォンだけでも両替しておくといいでしょう。

コンビニで言う韓国語は短くて済みます。

2. 改札を通る

改札機の上面に丸いタッチ部分があります。カードを当てると差し引かれた金額と残額が表示され、フラップが開きます。スマホケースに日本のICカードを入れたまま重ねてかざすと読み取りに失敗しやすいので、カード1枚だけを当てたほうが早いです。

残高が足りなければフラップは開きません。改札の手前にチャージ機が必ずあるので、そこで足してから入り直してください。

3. 乗り換える

同じ駅の中で乗り換えるときは、改札を出ません。ホームの案内表示に路線番号と色(1号線=濃紺、2号線=緑、3号線=オレンジ、4号線=水色)が出ているので、それを追って通路を歩きます。この移動でタッチする場面はなく、運賃も加算されません。

いったん改札を出るタイプの乗り換えもあります。ソウル駅で1・4号線と空港鉄道を行き来する場合などがそれで、出場タッチ→入場タッチの2回タッチになります。運賃は通しで計算されるので、余計に取られたと慌てなくて大丈夫です。

地下鉄からバスへの乗り継ぎが本番でしょう。首都圏統合乗換割引の条件は降車タッチから30分以内(21時〜翌7時は60分以内)に次の乗り物に乗ること、そして最大4回(5回乗車)までです。一番多い失敗は、バスを降りるときにタッチし忘れること。降車タッチが抜けると乗り換えが切れ、次に乗るときに再度初乗りが課されます。同じ路線・同じ車両への乗り直しには割引がつきません。

4. 降りて改札を出る

出るときも同じようにタッチします。地下鉄は距離制で、基本区間10kmまでがカード運賃1,550ウォン、10kmを超えると5kmごとに100ウォン、50kmを超えると8kmごとに100ウォンが加算されます。金額は降車タッチで確定します。

1回用カードを使った場合はもう一手間かかります。改札を出たところに「デポジット払い戻し機(보증금 환급기)」という機械があり、使い終わったカードを投入すると500ウォンが現金で戻ってきます。持ち帰ってしまえば戻りませんし、折れ曲がったり濡れたりしたカードは受け付けてもらえません。財布に挟んで曲げないよう気をつけてください。

知っておくと得する小ネタ

乗り過ごした・逆方向に乗った — 改札を出てしまっても、15分以内に同じ駅・同じ路線の改札から入り直せば初乗りは取られません。ソウル交通公社の1〜8号線などで2023年10月から、KORAIL運行区間(1・3・4号線、水仁盆唐線、京義中央線など)でも2026年6月20日から適用されています。1回の乗車につき1度きり、プリペイド/ポストペイのカード限定で、1回用きっぷと定期券は対象外です。民間運営の空港鉄道と新盆唐線も外れます。

残高を使い切れなかった — T-moneyの残額は、コンビニのレジか首都圏の地下鉄駅の顧客案内所で現金に払い戻せます。手数料500ウォンが引かれ、カード本体の代金は戻りません。受け付けてもらえる残高の上限は場所によって違い、Tmoney公式の払い戻し先一覧(2026年9月30日確認)ではこうなっています。

払い戻し先残高の上限
GS252万ウォン未満
セブンイレブン・個人経営のコンビニ2万ウォン以下
CU・イーマート243万ウォン以下
首都圏の地下鉄駅の顧客案内所5万ウォン以下は全額。超えても1日5万ウォンずつ

5万ウォンを超える残高も、地下鉄駅の顧客案内所なら1日5万ウォンずつ払い戻せます(Tmoneyのよくある質問、2026年10月3日確認)。ソウル駅10番出口のソウルシティタワー1階にあるTmoney Townでは、10万ウォン未満ならその場で払い戻してもらえます。10万ウォン以上は当日に残高を差し引き、翌日18時以降に韓国の銀行口座へ振り込む扱いで、通帳の写しと身分証が必要です。残高ごとの窓口と戻る金額は、T-moneyの払い戻しの記事にまとめました。韓国に口座がない旅行者は、帰国前にチャージしすぎないほうが安全です。

アプリは地図系を1つ — NAVER Mapは日本語表示に対応していて、乗換案内も所要時間も出ます。地下鉄だけで動くならSubway KoreaやKakaoMetroのような路線図特化アプリのほうが軽いです。始発は5時30分前後、終電は0時前後ですが、駅と方向で30分以上ずれるのでアプリで確かめるのが確実です。

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